ご意見1 長野県内の主な山々の登山口情報が一冊にまとまっているので、山行計画を立てるのに非常に使いやすかったです。登山口の位置情報が掲載されていますので、目印のない登山口をカーナビに設定するのも大変便利でした。 (『信州登山口情報』に対するご意見・Amazonレビューより

位置情報をカーナビの目的地設定に使うことは、本会としてもまったく想定しておりませんでした。「なるほど、その使い方があったか」と教えられた思いです。『東北登山口情報』『信州登山口情報』では、位置情報の掲載は、場所がわかりにくい登山口に限定しておりましたが、このご意見により、以後の登山口情報では、すべての登山口に掲載することにしました。緯度・経度で目的地設定ができないカーナビも多いようですが、あらかじめパソコン上で登山口の位置を確認するためにも、すべての登山口に位置情報が入っていた方がより便利だろうと、『関東周辺登山口情報』から全登山口掲載へと方針転換いたしました。

ご意見2 マイカーで入れない「大正池」の説明があるのに「新中ノ湯ルートP」の項が無いなどの点は、改善点かと。新穂高温泉は確かにメジャーな部類ではあるが、民間などのP情報なども期待していたが無く自分的には熟知している沢渡の方だけがあり残念。又、P12-21の地域図を見れば山域ごとに判断は出来るが、説明ページは工夫されているとはいえ無理に五十音順にしない方が見やすかったのではないかと思える。例.中房温泉と有明山荘。いずれにしても、他には無いジャンルの本。ありがたくフル活用させて頂きます。
(『信州登山口情報』に対するご意見・Amazonレビューより) 
焼岳・新中ノ湯ルート登山口の掲載を見送った理由について、Q&Aに説明してありますので、ご参照下さい。「駐車は控える」ことを紹介すると、逆に駐車スペースがあることを知らせることになってしまいますし(実はここで説明することも含めてなんですが、やむを得ません)、特に新中ノ湯ルートはマイカーでしかアクセスできないため、駐車スペース利用の需要が高い登山口といえます。しかしながら、万一の場合は車を出せなくなるという特殊な状況にある場所でもあります。従って、こういう案件は、どういう扱いにすべきなのか悩ましいところです。また新穂高温泉は、岐阜県ですので、『信州登山口情報』では対象外です。斑尾高原や関田山脈のように県境から近い登山口については、隣県でも取り上げましたが、新穂高は少し離れておりますので、取り上げませんでした。次に五十音順を採用した理由についてはQ&Aに、また地域単位でまとめるデメリットに関しては、「ご意見8」にて説明いたしました。ご指摘いただいている中房温泉と有明荘のような例は、ほかにはほとんどないものと考えます。
ご意見3 近くの山の身近な情報。とくに、登山口の情報。これが、もっとも助かるのだ。 古本でしか、もう手に入らないようだが、今のうちに買っておくべきだと思います。
(『東北登山口情報』に対するご意見・Amazonレビューより)
Amazonでは、かなり長い間「出品者からお求めいただけます」状態が続いていましたので、そう思われるのも当然かもしれません。しかしながら品切れというわけでも、廃刊にしたわけでもございません。現在は改善されて在庫切れが長期間続くことは少なくなりましたので、ご注文いただくことが可能です。また『登山口情報』は複数のネット書店でも扱っておりますので、万一在庫切れの場合は、ほかのネット書店も確認してみてください。また各出版社に直接注文もできます。
ご意見4 難を言えば、目的の登山口のページが見つけにくいところ。
例えば、爺ヶ岳に登りたいと思うとき、本書では「北アルプス柏原新道登山口」となります。50音順で並んでいるので、爺ヶ岳の登山口を「柏原新道」と知っていなければ、そのページを開くのが困難ですよね。同じようなことがいくつもあります。
索引地図が巻頭についていますが、これもちょっと分かりにくいかな。 各登山口がただの点で記載されているのみで、その登山口がどの山に通じているのかがわかりにくい。登山口から頂上へ点線で登山道が記載されていればよかったと思います。
信州の登山にある程度知識を持っている人向けという感は否めないと思いました。
(『信州登山口情報』に対するご意見・楽天ブックスレビューより) 
『信州登山口情報』では、爺ヶ岳という名前で本文中で探すことも可能です。各登山口項目どうしの間に、あいうえお順で参照項目が並んでございます。

例えば、爺ヶ岳の場合はP102の中ほどに


   北アルプス・爺ヶ岳→P92 北アルプス・大谷原登山口
              →P95 北アルプス・柏原新道登山口


またP158の中ほどにも

   爺ヶ岳→P92 北アルプス・大谷原登山口
       →P95 北アルプス・柏原新道登山口


といった参照項目がありますので、ご指摘のように爺ヶ岳の登山口が「柏原新道」と知らなくても、爺ヶ岳の各登山口を探すことが可能です。

そもそも本書は、コース情報は一切入っていないわけですから、一般的な意味における「登山ガイドブック」のような機能があるわけではございません。登山愛好家なら誰でもそうだと思いますが、自分の歩きたいコースを既存の登山ガイドブックや登山地図、あるいはインターネットなどで、歩行時間や難易度、あるいは展望がいいとか花が多いといった情報を参考にして決める人がほとんどだと思います。つまり『登山口情報』は、そうした情報を元にコースや計画を決めたあと、「それでは出発地点の登山口には何があって何がないのだろうか?」と疑問に思う人のために企画したものです。登山口の整備状況の善し悪しを第一条件として、コースタイムもわからないまま登山コース(登山口)を選ぶ人がいるはずもありませんから、ご指摘いただいたような使い方は、まったく想定しておりません。あらかじめコース情報を調べた人は、すでにガイドブックなどに記載してある登山口名や登山口にある施設名、あるいは山頂と登山口の位置関係(「○○岳の北東側」といった記述が、本文・登山口概要にございます)を知っているわけですから、信州の山に関して知識がなくても該当の登山口ページには容易にたどり着けると思います。後半の「その登山口がどの山に通じているのかわかりにくい」という点に関しても、同じことがいえます。
ご意見5 「北アルプス一の沢登山口」がP89で「北アルプス三股登山口」がP124にある。どちらも同じ山の常念岳に登るのに、離れて記載されているってちょっとどうなのかと思います。
(『信州登山口情報』に対するご意見・楽天ブックスレビューより)
 
ご指摘の三股登山口は蝶ヶ岳の登山口にもなっております。つまり、仮に常念岳の登山口をまとめれば、必然的に蝶ヶ岳の登山口をまとめることはできません。上高地バスターミナルに至っては、焼岳、西穂高岳、前穂高岳、奥穂高岳、徳本峠、霞沢岳、蝶ヶ岳、常念岳、槍ヶ岳などの登山口になっており、この中でどの山の登山口として入れるべきなのかという話になります。登山口と山は一対一の単純な関係ではありませんから、一方の便利さをとると、逆にどこかに無理が生じます。北アルプスや八ヶ岳などの登山口を山系ごとにまとめることにしたのは、こうした理由があるためです。上高地バスターミナルの場合は、起点となる上記の山すべてに重複掲載すれば解決しますが、ほかにも同様の事例は多々ありますので、そうなると本文ページは膨大になり、価格を上げざるを得なくなります。また地域ごとにまとめるデメリットに関しては、「ご意見8」で説明してございます。
ご意見6 大変参考になり、助かります。遠い地域から行くと駐車場とか分かりにくくて困っておりました。つきましては、2万5千分の1地形図の名前を記載していただければと思います。
『信州登山口情報』に対するご意見・信濃毎日新聞社サイトの読者レビューより)
インターネット接続環境がご自宅にございましたら、国土地理院の地図閲覧サービス「ウォッ地図」をご利用になるとよいかと存じます。このサイトの地図検索画面に進み、「緯経度による検索」をクリック。続いて緯度・経度数値を入力する画面が表示されますので、本書掲載の位置情報(緯度・経度)を区切らないで、続けて入力して下さい。例えば [36°42′03″][137°48′34″] という位置情報の場合は、緯度欄に 364203 、経度欄に 1374834 と入力し、検索ボタンをクリックします。すると地図画面が現れ、目的の登山口が画面中央に十字マークで示されます。この時、画面上部に二万五千分の一地形図名も表示されておりますので参考になるかと思います。また「広域地図」のページでは、広い範囲の地図で二万五千分の一地形図名を確認することも可能です。このサイトは、位置情報の表示がない登山口や登山コースが掲載されている二万五千分の一地形図名を調べる上でも便利です。

国土地理院・地図閲覧サービス「ウォッ地図」→http://watchizu.gsi.go.jp/

国土地理院地形図をお求めになる場合は、日本地図センターのネットショッピングを利用すれば、ネット注文も可能です。→http://net.jmc.or.jp/index.html
ご意見7

正しく欲しい本でした。あれもこれもの中途半端な情報ばかりで見栄えだけカラフルなガイド系は買わないのですが、「入口」だけにしぼりきった徹底取材情報、この割切りがすばらしい!
欲をいえば、新穂高など、信州ではなくても、信州へ向かう場所も次回増刷では入れてください。
(『信州登山口情報』に対するご意見・信濃毎日新聞社サイトの読者レビューより)

本当は、信州の山の起点となる隣県の登山口も入れたいところでしたが、それを含めてしまうと、さらにページ数が増加して本の価格を上げざるを得なくなってしまいますので、掲載範囲をある程度、絞ぼらざるを得ませんでした。しかしながら、県境からごく近い登山口につきましては、併せて紹介させて頂きました。新穂高については、いずれ刊行予定の『東海・北陸登山口情報』をご参照下さい。
ご意見8 編集の仕方が悪い。地域で、山の名前で統一していない。私の探そうとした蝶ケ岳は、地図でページを追うしかなかった。編集にもう一工夫ほしい。
(『信州登山口情報』に対するご意見・信濃毎日新聞社サイトの読者レビューより)
まず山の名前で統一すると、無理が生じる点については「ご意見5」で説明いたしましたので、そちらをご参照ください。次に「地域で統一する」というご意見ですが、地域単位でまとめるのは便利そうで、実はとても不便な並べ方であると本会では考えております。そもそも地域をどう定義するかですが、山域ごとに分けても、北アルプスのように相当数の登山口があれば、いくら北から南へと順に並べても、見つけやすいのは最初と最後のあたりにある登山口だけで、あとはやはり「北アルプス」の地理や登山口名に精通していないと、本文をパラパラめくるだけでは容易に見つけられないと思われます。そうなると結局北アルプスの全域図に戻って探さなければなりません。

あいうえお順でも、本文で見つけられず全域図に戻る場合もありえますが、霧ヶ峰や黒姫山のように、ひとつの山単独(北アルプスや八ヶ岳のような山域単位でまとめられていない山)の登山口では、すべての山名はあいうえお順に並んでいますので、辞書を使うような感覚ですぐに見つけられますし、北アルプスの登山口を本文で見つけられないことがあったとしても次回からは本文で探さずに最初から全域図で調べるように慣れてくれば、さほど不便とは考えません。地域を市町村単位で分けたり、あるいは信州の場合は「北信・東信・中信・南信」で分ける方法もありますが、これらは長野県在住者にはわかりやすいかもしれませんが、他県の人にはわかりづらいと考えます。

また、県内に限らずどこでもそうですが、すべての山は一本の線のようにずっと連なっているわけではありません。例えば、志賀高原の登山口を北から順に並べたとします。さらに南下して四阿山を取り上げるところまではまだいいのですが、そのあとさらに南下して、浅間連峰に行くか、あるいは北信エリアでまとめる方がいいということで関田山脈に戻るか、どちらかの方法になると思いますが、どちらの並べ方を採用しても利用者全員が想定する並べ方にはなりません。四阿山のあとは浅間連峰だろうと思ってページをめくると関田山脈だったらどうでしょうか。「浅間連峰はどこなんだよ」とイラッとして全県地図に戻らざるを得ないでしょう。それは四阿山→関田山脈の順で並べても同じことが起こりえます。つまり山が一本の線で連なっていない以上、地域ごとに並べても結局は本文の中で見つけられない状況を生むということです。山塊の位置関係や各登山口との関係がもっと単純な構造で、しかも掲載登山口数が少なければ話は簡単なのですが、現実はそうではありません。どの並べ方を採用しても必ず一長一短があります。「蝶ヶ岳は地図でページを追うしかなかった」とのことですが、地域でまとめても、やはり地図で追うしかない状況は必ず生じます。重要なのは、それぞれの長短を比較した上で、最も効率がよいのはどの方法なのかということなのです。そもそも理想的な並べ方というのは存在せず、「デメリットがあるから」ということだけでは「不便な並べ方」とはいえません。そういう相対的な判断の中で作業量が「最小ですむ」あいうえお順の採用に至ったということです。

ネット上の有料サイトとして公開し、山名や地図上のリンクボタンで情報や詳細図を一発表示できるようにするのがベストかもしれませんが、本の場合は車に乗せておくだけで、計画の変更などがあっても、その場でめくって確認できるメリットもあり、これは利用者の利用形態によってメリット・デメリットはそれぞれ違うものと考えます。ほかにも電子書籍化するプランも考えられますが、現状では未定としかいえません。
 
ご意見9 駐車場の地図が拡大されているのは良いが、もう少し全体の地図に無いと、どこから入っていくのか、主道路からの接続が分かりにくい。トイレの中の写真までは不要では。
(『信州登山口情報』に対するご意見・信濃毎日新聞社サイトの読者レビューより)
ご指摘の通り、県道や国道から林道へ入る場所がわかりにくいことは、よくございます。登山口情報の取材でも迷ったことが何度かありました。そのあたりの詳しい説明をしたいところですが、別途アクセス地図を入れるとなると、誌面構成上も制作コスト上も困難なことが予想されます。また、この欠点はアクセスの概略説明しかない既存の登山ガイドブックとて同じことです。

林道入口がわかりにくい登山口に関しては、位置情報も入れてありますので、あらかじめご自宅で登山口の位置を確認しがてら、国土地理院の地図検索サービスグーグル・マップマップファンなどのネット公開の地図、あるいは市販の詳しい道路地図などをもとに確認しておくと現地で迷うことも少なくなるものと思われます。また、本会サイトでもアクセスがわかりにくい登山口に関しては、国道や県道からのアクセス方法を動画で確認できる「アクセス道路走行動画」のページがございます。まだテスト公開の段階で、ごく一部の登山口しか取り上げていませんが、今後充実させていきたいと考えております。なお、Q&Aにも同様の説明がごさいます。

またトイレ内部の写真は不要とのご意見ですが、確かに掲載すべきか迷ったのも事実です。「便器の写真なんか見たくない」というご意見も少なからず寄せられるのではないかと予想しておりました。しかし、実際にはこれまでのところ、そういうご意見はほとんどありません。トイレの評価が☆☆☆、あるいは☆☆といっても写真で確認できるに越したことはない、ということのようです。特に女性の場合は、男性よりもトイレの清潔度に関してはデリケートなので、写真で確認できると、より安心してご利用になれるようです。

ご意見10 やっぱり、登山マップと連動したものがあると、使いやすいと思います。
(『東海登山口情報』に対するご意見・Amazonレビューより)
登山マップとの連動をお望みであれば、既存の登山地図や登山ガイドブック編集部に「全国登山口調査会の『登山口情報本シリーズ』に載っているような、もっと詳しい登山口情報を真似して載せてほしい」と要望されてはいかがでしょうか。そもそもあらゆる山の登山マップまで掲載するのは不可能です。技術的にはもちろん可能ですが、出版ビジネスという観点からは確実に現実離れしています。もし、登山口情報本に登山マップまで加えたら、ページ数は大幅に増加し、当然、定価も上げざるを得ません。ただでさえ一般的な登山ガイドブックよりも値段が高い登山口情報本が、さらに高額になったら誰も買わないでしょう。本会の企画は、要は既存の複数の登山ガイドブックが読者の利便性を十分に考慮していないことから、この不足分を補うために考えたものです。従って現在の状況を考えれば、登山口情報はそれ専門のガイドブックでまとめるしか方法はありません。将来的にもこのカスタマーの方の要望が叶えられる可能性はほとんどないでしょう。複数の著者が参加する登山地図や登山ガイドブックでは、編集部としては、どうしても無難なデータのみの記載にせざるを得ません。なぜなら著者全員が登山コース以外の細かい取材までできるとは限らないからです。編集部としては著者全員が対応可能な内容だけに設定さぜるを得ないのです。
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読者の声
 

このページでは、本会図書をご利用いただき、ネットや愛読者カードなどに書き込んで下さった読者のみなさまからのご意見をご紹介します。まず、ご購読いただき貴重なご意見をお寄せいただいたことにお礼申し上げます。ありがとうございました。

なお、ほかにもご意見がございましたらトップページにてお知らせしている事務局アドレス宛に直接メールでお送り頂くことも可能です(このページで紹介させて頂く場合もございます)。みなさまからのご意見は、今後の参考にさせて頂きます。

 よくあるご意見
 あの登山口が掲載されていないのはなぜ?→  ご意見2 Q&A
 あいうえお順(五十音順)にした理由は?→   Q&A
 地域ごとに並べる方がいいのでは?→  ご意見8 
 山ごとに並べる方がいいのでは?→  ご意見5
 目的の山の登山口が見つけにくい→  ご意見4
 林道の入口をもっと詳しく説明してほしい→   ご意見9 Q&A