登山口観察学入門
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File No.017

 山奥のモノレール


文字通り線路が1本しかないモノレール。このレール上をエンジン付きの駆動車両が上り下りするしくみです

 
 東京都奥多摩町のとある登山口には、人知れずモノレールが敷設されていました。モノレールといっても羽田空港に行くときに乗る立派なものでありません。みかん畑などでよく見かける作業用のモノレールです。すぐ上には車庫があり、そこには駆動車両が置かれ、支線が道路沿いまで下ってきていました(写真は道路から見たもの)。気になるモノレールの終点ですが、さらに斜面上部に向けてのびているのは確認できましたが、このモノレールがどこまで続いていて、どんな目的があるのかまではわかりませんでした。

 以前、テレビで四国の山奥にある小さな集落が取り上げられていました。そこには車道が通じていないため町に出るには歩くしかなく、さすがに不便なのでモノレールを敷設しているとのことでした。ここ奥多摩にもそんな集落があるという話を聞いたことがあります。しかし、Google Earthで、この上部の山岳地帯を探してみましたが、それらしき集落は見あたりませんでした。木に覆われて見えないのか、それとも林業用のモノレールなのか、取材者はまだ答えを知りません。