登山口観察学入門
目次

File No.004

 巨大ミミズ現る!

お尻の方が、ルーズソックスみたいになっている理由は不明です。一応、ミミズ君に聞いてみましたが無視されました。アスファルトの上を長時間、彷徨中だったので、きっとご機嫌斜めだったのでしょう

 
 南アルプス南部・易老岳登山口の駐車場に、太くて黒っぽいヒモが落ちていました。なにげに目をやると、ヒモだと思ったものが、動いています。げっ! な、なんだ!? そう思って近づいてみると、巨大なミミズ! 
 子供の頃、これくらい大きなミミズを見た記憶もうっすらありますが、最近はすっかりご無沙汰していたせいか、余計にでかく見えてしまいます。畑の土を掘り返し、いい土壌にしてくれる隠れた功労者ですが、ごめん。やっぱり気持ち悪いッス。普段、見かけるミミズとは種類が違うんでしょうけど、こんなに大きなミミズを育む南アルプスは、さすがです。ミミズを通して南アルプスまでも感心してしまった取材者でした。